この記事で分かること
- 3歳、1歳子育てママの保活事情
- 3歳、1歳姉妹の入園1年目の事情
こんにちは。3歳&1歳姉妹のママ、ぽこです。
GW、母の日とイベント盛りだくさんでしたが、みなさんいかがでしたか。
ここ最近の私は仕事の繁忙期真っ最中にもかかわらず、自分と子どもたち体調不良が続き、それはもうとにかく大変でした。
復職してから一番しんどかったと思うくらい、親子とも体調がガタガタでした。
胃腸炎で腸内が傷だらけになって全治1ヶ月強と言われているので、お粥生活がもうしばらく続きますが、なんとか生き延びたいと思います。
さて今回は3歳、1歳子育てママの保育園事情についてです。
産休・育休中のママを悩ませる大問題、それが保活。共働きママには避けては通れない話題です。
地域や自治体、園によって状況が違うので、私も自分の地域の情報を調べるのにめちゃくちゃ苦労しました。めちゃくちゃ苦労しました。(2回目)
自分も情報収集にかなり苦労したので、どこかの誰かのためになればと、今回は保育園事情について書いていきたいと思います。なお、長いので2回に分けます。
我が家の保活までの経緯
2024年〜2025年の大阪市内での一例です。
地域によって状況が異なりますのでご留意ください。
我が家の姉妹は2024年4月に長女が私立幼稚園に、次女が認可保育園にそれぞれ2歳と0歳で入園しましたが、そこに至るまでの経緯を少し。
元々、私もパパも専業主婦の家庭で育ち、幼少期は幼稚園で過ごしたこともあり、次女の妊娠中は深く考えることなく、「姉妹もどこかの幼稚園に通わせるんだろうなぁ」とぼんやり思っていました。地域の幼稚園を調べたりはしておらず、具体性もなくただ漠然と思っていただけです。
ただ、私には「家族でハワイ旅行に行く費用をなるべく早く貯める」というプチ目標があり、2024年4月からの復職を希望していました。そんな中、次女妊娠中の臨月のある日、ふと考えが止まりました。「長女満2歳、次女満0歳で入れるんやったら、幼稚園じゃなくて保育園調べなあかんやん。」

よく気付きましたね
そうです。当然ですが、幼稚園は年少さん、つまり4歳になる年からしか入園できません。
長女の育児と家事を、次女を抱えた爆弾のような腹でギリギリこなす日々に忙殺されていた私には、具体的な復職までの道のりを描く余裕は一ミリもありませんでした。
むしろ臨月時点で気付けたことに感謝。守護霊でも付いてくれているのかと思わせるほどに幸運なタイミングでの気付きでした。ありがとう守護霊さま。(唐突なスピ)
そんなことで、次女が生まれた翌月7月から、0歳から入所できる地域の保育園の情報収集を開始。
実は長女が1歳の時にも軽く保育園を調べながらも、途中で次女を妊娠したので中断。ほぼ事前情報なしの、文字どおり基礎の「き」からのスタートでした。
我が家の保活戦略
戦略というほど大したものではありませんが、ざっくり以下のステップで進めることにしました。
- 自治体の制度の確認
- 保育施設に求めるものの優先順位を決める
- 候補の保育施設を選ぶ
- 園見学
- 希望園と順位を決める
- 申し込み
自治体の制度の確認
これは主に自治体のホームページを見て確認しました。我が家の場合は大阪市です。
大阪市には保育施設として、
- 認可保育施設
- 認可外保育施設
の大きく2種類あります。
ありがたいことに大阪市には、認可保育施設の0~2歳児クラスに在籍している第2子以降の児童の保育料を無償化する事業が、2024年9月以降に行われる予定がありました。
育休中の私は、
- 余裕を持って過ごそうを思うと少なくとも産前くらいの水準の収入の必要性を感じたこと
- 復職後しばらくは時短勤務で産前よりも収入が減る予定だったこと
から、できるだけ保育費用は抑えたいと、認可保育施設に絞り保活を進めることにしました。
保育施設に求めるものの優先順位を決める
次に、私たち夫婦が保育施設に求めるものを箇条書きにしました。
- 通いやすさ(家からの近さ)
- 一人ひとりに寄り添ってくれる
- 家ではできない体験や経験をさせてくれる
- たくさんの先生や友達と楽しんで成長できる
- 先生が信頼できる
- 園舎が綺麗(きちんと手入れされている)
- 制服が可愛い
- 保護者会がない
- 行事に保護者の手作り用品が要らない
- 紙おむつを施設で捨ててくれる
この中で「譲れないもの」を3つ挙げ、優先順位を付けました。
我が家の場合は、長女と次女で性格も年齢も違ったので、それぞれ保育施設に求めるものが異なりました。
長女は
- 通いやすさ
- 家ではできない体験や経験させてくれる
- たくさんの先生や友達と楽しんで成長できる
と、成長に大きくフォーカスしたものになりました。これは、好奇心旺盛で人好きな長女の性格に合う環境になるだろうと考えたからです。
次女は
- 通いやすさ
- 一人ひとりに寄り添ってくれる
- 先生が信頼できる
と、安心感や心の安定にフォーカスしたものになりました。これは、0歳という、まだパパママと一緒に居たい年齢であることを考慮しました。
0歳は乳幼児突然死症候群もあり得る年齢。お昼寝の時にちゃんと気を付けて見てくれる、ご飯の時には誤嚥しないか見てくれるなど、一人ひとりに寄り添ってくれる点が大事だと考えました。また、万が一怪我をしてしまったとしても、先生がきちんと状況を説明してくれたり、次回から気を付けて見てくれたりと信頼のおける先生がいることも園選びに大切だと考えていました。
候補の保育施設を選ぶ
先ほど決めた優先順位を軸とし、自治体のサイトや保育施設のホームページから分かる範囲で候補を選びます。候補の数は自由ですが、自分で見学に行くことになるので、見学可能な範囲で選ぶのが現実的かなと思います。我が家は認可保育施設の中で、自宅の近く〜少し遠めの保育園まで6園ピックアップしました。
園見学
先ほどピックアップした6園へ、真夏の炎天下に園見学に行きました。
幸い産後4ヶ月間はパパが育休だったので、姉妹はパパに見てもらい、ひとりで園見学に行きました。
いろいろなタイプの園があるなと、見学することで初めての気付きがたくさんありました。どの園も良いところとイマイチなところがあり、見学することで候補園同士の比較がしやすくなっていきます。
我が家は熱中症を気にして姉妹を園見学には連れていきませんでしたが、真夏でなければ、子どもも連れて行ってもいいと思います。子どもが気に入る気に入らない、というのも希望園を決める際の大きな判断材料になるからです。
園見学時に時間と体力がある方は、園まで徒歩で行くのがおすすめ。
実際我が家の場合は、雨の日など自転車が使えない場合の送迎を想定して徒歩で見学に行き、徒歩送迎がしんどく感じた4園は、候補から外しました。
もちろん、辛くてもそれを上回るメリットを感じることができる園なら問題なしです。
希望園と希望順位を決める
園見学後、候補園の中から希望園と希望順位を決めます。ネットで調べた感じぱっとしなかったけど見学したら意外に良かった、すごい良さそうな園だと思っていたけど見学したらイマイチだった、など結構印象も変わるので、保活にはやはり見学は必須だと思います。ちなみに、我が家の希望園の決め方については、後述します。
申し込み
市の規定の申し込み方法で、保育施設の利用申請をします。
大阪市については、申請書類提出時に市の職員と子どもとの軽い面談があったので、市の特設サイトから面談日を予約しました。
我が家の希望園の決め方

結局どうやって希望の園を決めたの?
最終的には、姉妹の個性:親の事情=10:0で決めました。
長女は好奇心旺盛で人が大好きなタイプ。正直どこでもやっていけるだろうと、そこまで心配はしていませんでした。
一方、次女は0歳のどシャイ娘。まだつたい歩きとハイハイで動くよちよち赤ちゃんです。月齢的にも人見知りな性格的にもすごく心配だったので、かなり慎重に選びました。
園見学で先生と話をする中で、人気園であるY保育園(クラスや年にもよりますが、平均倍率5倍くらいの園)を第一希望にすることにしました。人気園ではありましたが、0歳児クラスは、もちろん年にもよりますが、他の年齢のクラスよりも比較的入りやすそうだったということもあり、第一希望としました。
夫婦で相談して「もしこの園に落ちたら、無理に0歳で保育園に入れてまで復職する必要はないし、育休をもう1年延長しよう」と考えていました。(私の会社では、2年まで育休を取れるのでそこまで)第一希望の園は、0歳で預けても安心できると感じた園でしたし、また同時に0歳で保育園に入れることについても自分なりに覚悟を決めていました。
次女の希望園が決まったところで、次は長女です。
次女と同じ園にすることも考えたのですが、人気園のため2歳児クラスは募集枠2人に対し、例年応募は10人以上。兄弟加点を加味しても落ちることは目に見えていました。また、年少からは幼稚園に行かせようと思っていたので、保育園に通うとしても1年間だけ。そう考えると、第二希望以下のなるべく自宅から近い園にするかなど、かなり悩みました。
そんな時、長女と同い年の子がいる近所のママ友から、近くの私立Y幼稚園で「満3歳児クラス」を開講するとの情報をゲット。「え、いいやん!」すぐにパパと相談し、園見学。想像以上の大規模園にビビり倒しましたが、いろいろな人と出会える環境は、人が好きな長女にはもってこいだと思いました。
ただ、Y幼稚園の満3歳児クラスは市の認可保育施設ではなく、あくまで私立幼稚園に併設された任意のクラス。なので、施設費や授業費など、認可保育園ではかからない雑費が多くかかります。そこについては「1年間だけ頑張ろう」と、夫婦で腹を決めて第一希望園に決めました。
我が家の保活終了まで

で、結局申し込み後はどうなったの?
長女が希望したY幼稚園は私立幼稚園なので、市を通さずに直接園に入園申し込みをしました。満3歳児クラスは枠が少ないため、かなりの高倍率になっていたようでした。
我が家は幸い近所のママ友に助けられ、10月頃には無事に入園内定をゲット。近所のママ友の子も無事に内定をゲットし、4月から同級生になることが決まりました。
残すは次女の保育園の当落です。落ちていれば育休延長。倍率は年によって大きく変わるので、内心五分五分だなと思っていました。
2月初旬の内定通知は、無事に内定。封筒を開けるだけでこんなにドキドキするのか、と驚きました。
これで晴れて復職も確定。2歳・0歳の子育てをしながら仕事復帰できるのかとても不安でしたが、復職か育休延長か、真反対の可能性をはらんだ宙ぶらりんな状況よりも、精神的にはスッキリした感覚でした。
入園後のはなし
4月に入り、次女の慣らし保育がスタート。長女は園の方針で慣らし保育がありませんでしたが、元々人見知りもほぼないので問題なく園生活がスタートしました。
人見知りの次女は結局、入園してから4ヶ月くらいまで、朝の預け入れで泣いていました。0歳で社会に出るって、本当に大変だと思うし、私には分かり得ない苦労もたくさんあるはず。そう思うと、大泣きしている次女を背中に送り出すのはかなり心苦しく、「本当にこのタイミングで復職すべきだったのかな」と思い詰めるほど、精神的にもしんどい4ヶ月でした。
そんな時に、保育園の先生がその日のあったことやご飯をどれだけ食べたか、お昼寝をどれだけして、排泄の状況、お外で遊んだりクッキングをしたことなどを事細かに連絡帳に書いてくれたこと、お迎えの時にも今日の次女の園での様子をたくさん話してくれたこと、日々たくさんの園児の保育で大変にも関わらず、保護者に寄り添った細やかな気配りにすごく救われたし、次女を一緒に育てる第二の親のように心強く感じていました。
そんなこんなで、次女は保育園の洗礼を目一杯受け、また気管支炎をこじらせ入院するなどいろいろとあったので、1年を通してフルの登園日数の1/3くらいは休むことにはなりましたが、社会デビュー1年目をしっかり過ごしてくれました。人見知りも少し克服した?と思わせるような姿もあり、その大きな成長ぶりに、これまでそばで見てきた私は、うるっとしてしまうくらいでした。
一方長女は、園の洗礼を受け休む日も多かったものの、しっかりと1年を過ごしてくれました。面倒見がよく時に厳しく叱ってくれ、親の状況も気にかけて寄り添ってくれる先生だったことが最大のポイントで、好奇心旺盛なやんちゃ娘の長女にたくさんの経験と学びを与えてくれました。この1年でぐっとお姉さんになり、頼もしい反面少し寂しい気持ちも・・・。親は子どものことになると感情がジェットコースターになり大変です。
次女の転園の決断
さて時間を戻し、Y幼稚園とY保育園に入園してから4ヶ月経った8月頃。
長女の通うY幼稚園で、翌年から「認定こども園に移行する」という情報が入りました。私立幼稚園から、市の認可保育施設である認定こども園に移行し、満3歳児クラスの下に「1歳児クラスと2歳児クラスが創設される」という趣旨でした。
それまでの別園生活は全く不自由なく、むしろ姉妹それぞれがそれぞれの置かれた環境で楽しくしっかりと成長できている感覚がありました。
ただ、別園通園には親を大きく苦しめていることがありました。それが・・・(②に続く)
まとめ
続きます、またね〜